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2019年11月22日(金)

警察の暴力許せない

香港 各地で抗議「自由のために」

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(写真)21日、香港・中環のショッピングモールで政府や警察への抗議の声を上げる人たち(釘丸晶撮影)

 【香港=釘丸晶】政府への抗議行動が続く香港では21日も各地で行動が呼び掛けられ、金融街の中環(セントラル)ではショッピングモールで昼休み中の会社員らが「五大要求は一つも欠かせない」「自由のためにたたかおう」などのスローガンを叫びました。

 中環の昼の抗議行動は連日、街頭で続けられていましたが、警察が厳しく警戒するなか、急きょ場所を変更。香港駅の真上に位置するIFCモールに数百人が集まりました。

 毎日、行動に参加しているという男性は「これは民主主義だけでなく公平と正義の問題だ」と強調。デモ参加者を暴力的に弾圧する警察の取り締まりに「法律を守ってないのは警察だ」と厳しく批判。近くの会社に勤める女性会社員の2人は、警察の攻撃によって「戦場」と化した香港中文大学や香港理工大学の写真を手に「警察の暴力は許せない」と声をそろえました。

 理工大では依然、警察の包囲が続き、残された学生らの健康状況が心配されます。

 抗議行動が続くなか、「混乱」を理由に政府が24日の区議選を延期する可能性も残されています。香港メディアによると選管の馮カ(ふうか)主席は20日、危機管理委員会会議を開き、「選挙当日に突発的な事故が起きれば、一部投票所で作業を一時停止する必要がある」と発言しました。

 一方、立法会(議会)の民主派、陳志全議員は21日、「今回の区議選は香港で最も重要な選挙だ」と強調。「デモよりも正確に民意が反映される重要な指標となる」と訴えました。


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