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2019年11月21日(木)

北の大地 沖縄へエール

札幌 デニー知事が訴え

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(写真)玉城デニー沖縄県知事の訴えを聞く参加者=19日、札幌市

 “沖縄の不屈のたたかいに学び、北の大地から熱い連帯のエールを送ろう”―。玉城デニー沖縄県知事が19日、札幌入りし「トークキャラバン」(沖縄県主催)を開きました。開会前から道民が駆け付け、会場をいっぱいにしました。

 テレビ生出演を終えて登場したデニー知事。歓声と割れんばかりの拍手が湧き上がりました。「基地問題は人ごとではなく、一人ひとりが主権者として、この国のため、沖縄、北海道の未来のために知恵を貸して」と語りかけ、辺野古新基地移設が「県民合意に反し、なし崩し的に進められています。知床のような生物多様性の海を埋め立てて造ることが国民の利益になるのか」と鋭く告発しました。

 「札幌と沖縄本島の面積はほぼ同じです。札幌に基地が置かれたらどうなるでしょう。自分のことと考える契機にしてください」と呼びかけました。

 キャラバンを支援する道内の若者3人が、司会・進行の猿田佐世弁護士とトーク。保育士の男性は「道にいると沖縄の問題はなかなかわかりませんでした。沖縄に行くことで空気やにおい、住民の親切さに触れて身近になりました」といいます。

 夫と来た東区の女性(65)は「沖縄の基地問題にもっと関心を持たなければと思いました。焼失した首里城の再建と沖縄への支援をしていきたい」と語っていました。


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