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2019年11月15日(金)

首相 「招待枠」知っていた

安倍首相「(その参加者は)ひまわり会?」 世耕元経産相「いえ、招待枠がなくなって」

「桜を見る会」私物化 田村氏追及

 日本共産党の田村智子議員は14日の参院内閣委員会で、首相主催の「桜を見る会」に自民党議員が後援会員を広く招待していることを安倍晋三首相も認識していたことを示す動画が官邸ホームページに掲載されていることを明らかにしました。


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(写真)「桜を見る会」に直接乗り入れた安倍晋三後援会の貸し切りバス=提供写真

 田村氏が示したのは、首相官邸による記録映像。2017年の桜を見る会で、安倍首相が世耕弘成経済産業相(当時)に参加者について「ひまわり会?」と聞き、世耕氏が「今年は来ていない。(官房)副長官じゃなくなったから招待枠がなくなって」と答えています。「ひまわり」は世耕氏の地元・和歌山市の女性支持団体です。

 田村氏は「安倍首相は、こういう(自民党議員に招待枠を設ける)仕組みを知っていたのではないか」とただしました。内閣官房の大西証史内閣審議官は「枠という考え方があったわけではない」と答えました。

 さらに田村氏は、桜を見る会に招待された安倍首相の後援会員を乗せたバスに、入園を許可する通行証が張られている写真を示し、「セキュリティーチェックもなく入園できる通行証を事前に内閣府が安倍後援会にわたしていたのか」と追及しました。大塚幸寛・内閣府大臣官房長は「入園を認めているバスには通行証を渡している」と認めました。

 田村氏は「功労・功績のあった方は、受付に行って手荷物検査のために長い時間並んで入園している。その時に、安倍首相後援会の方は、手荷物検査もなく入園し、飲食を楽しんで散策している」と述べ、桜を見る会の趣旨をねじ曲げて私物化する安倍首相の責任を指摘。安倍首相自身が説明責任を果たすよう重ねて求めました。


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