しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2019年11月14日(木)

招待者名簿ただす

衆院法務委 藤野氏、厚労委 宮本氏

写真

(写真)質問する藤野保史議員=13日、衆院法務委

 日本共産党の藤野保史議員、宮本徹議員は13日の衆院法務委員会、衆院厚生労働委員会で、首相主催の「桜を見る会」の招待者名簿について、それぞれただしました。森まさこ法相は、法務省作成の桜を見る会への推薦名簿がある可能性を否定せず、会計検査院は、桜を見る会の合規性について検査すると答えました。

 内閣府は桜を見る会の招待者名簿について「保存期間1年未満の文書」として、会が催された後、「遅滞なく」廃棄したとしています。しかし、内閣府・内閣官房が招待者名簿をまとめる元となる各省庁の推薦名簿は、各省庁の文書管理規則で保存期間が定められています。

 藤野氏は、12日の野党合同ヒアリングでは、文部科学省と総務省が推薦名簿の保存期間10年となっていることを明らかにしたとして、法務省の推薦名簿の保存期間についてただしました。

写真

(写真)質問する宮本徹議員=13日、衆院厚労委

 森法相は「保存期間は3年」と述べ、推薦名簿が存在している可能性を否定せず、精査中だと答えました。藤野氏が推薦名簿の提出を求めると、森法相は「精査を行ったうえで適切に対処する」と述べました。

 一方、宮本氏は、桜を見る会に予算の3倍を支出したうえ、内閣府・内閣官房が招待者名簿を廃棄していることについて、会計検査院の認識をただしました。

 会計検査院の三田啓第一局長は「一部の資料が無い場合でも、確認できる他の関係資料にもとづき検査していく」と述べ、桜を見る会の合規性を「適正に検査する」と答弁。「検査の結果、報告する事項があったら決算検査報告として報告する」と述べました。


pageup