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2019年11月3日(日)

未来ひらく大きな希望

新婦人全国大会 小池書記局長があいさつ

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(写真)あいさつする小池書記局長=2日、東京都内

 日本共産党の小池晃書記局長は2日、新日本婦人の会全国大会であいさつしました。

 相次ぐ豪雨・台風災害で被災地の救援に取り組む新婦人の活動に敬意を表するとともに、気候変動問題を含めて抜本的な防災対策を求めて力を合わせようと述べました。

野党連合政権へ

 参院選で市民と野党の共闘の力で改憲勢力を「3分の2」割れに追い込んだことにふれ、「この流れをさらに大きく発展・飛躍させ、総選挙で自民・公明とその補完勢力を少数に追い込み、野党連合政権への道を切り開こう」と訴えました。

 大学入試の英語民間試験を延期に追い込んだことは、市民と野党が力を合わせれば政治を変えることができることを示したと指摘。高知県知事選では、共産党の国政候補としてたたかってきた松本けんじ氏が野党統一候補となったことにもふれ「野党共闘はとどまることなく前進しています。その支えは、市民の力、草の根の運動です。全国津々浦々で広くつながる新婦人の存在と役割は大きな希望です」と述べると、拍手が起こりました。

「先駆者」として

 世界と日本で大きく広がる「個人の尊厳」「ジェンダー平等」のうねりにふれ、共産党が「個人の尊厳とジェンダー平等のためのJCP With You」というプロジェクトを立ち上げ、ジェンダー平等政策も発表して取り組んできたことを紹介しながら、「新婦人は結成直後から『女性の人権を守れ』と取り組んできた先駆者です」と強調。コンビニから成人誌を撤去させたり、日本軍「慰安婦」問題での世界への発信や職場の男女差別とのたたかい、暮らしのなかのジェンダー差別の根絶など草の根からの取り組みをあげて、ともに手を携えて前進しようと語りました。

 日本が世界の中で圧倒的な「ジェンダー平等後進国」になっているのは、財界が利潤第一主義を優先させ、男尊女卑、個人の国家への従属という戦前の国のあり方を美化する「靖国派」が政治の中枢を支配しているからだと強調しました。

安倍政権打倒を

 小池氏は、安倍首相が参院選の党首討論会で選択的夫婦別姓にただ1人賛成しなかったと指摘。臨時国会の所信表明でも、詩人・金子みすゞの「みんなちがって、みんないい」を引用しながら「さまざまな意見があるから」と選択的夫婦別姓を否定するのは矛盾していると、小池氏が代表質問でただしたのに対してまったく答弁できなかったことを紹介。「ジェンダー平等に敏感になればなるほど、個人の尊厳を踏みにじる安倍政権を倒すしかない、というところに行きつく」という同志社大の岡野八代教授の言葉にもふれ、「同感です」と述べると、拍手が起こりました。

 最後に、野党の連合政権とジェンダー平等社会の実現へ「女性の要求や悩みに心を寄せ、ともに学び行動し、仲間の輪を広げながら活動する新婦人の大きな前進を心から期待します」とエールを送り拍手に包まれました。


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