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2019年11月1日(金)

沖縄県や那覇市が対策本部等設置

知事「必ず復元する」

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(写真)首里城火災を受けて県民に向けてメッセージを発信するデニー知事(右)=31日、沖縄県庁

 那覇市の首里城火災を受け、沖縄県は31日、「首里城火災対策等本部」を設置し、県庁内で第1回会議を開きました。韓国出張から緊急帰国し、那覇空港から現場に直行した後の同会議で玉城デニー知事は「本当に胸が痛む思いでいっぱいだ」と述べた上で、「首里城を必ず復元する」と力を込めて表明しました。

 デニー知事は県民に向けたメッセージを読み上げ、首里城や所蔵されていた琉球王国時代の貴重な文化財は「琉球・沖縄が歩んできた歴史文化の象徴、沖縄県民のアイデンティティーのよりどころとして、多くの観光客にも親しまれてきた」と強調しました。

 会議でデニー知事は県の各部局長に向けて「チムグクル(真心)を持ってあらゆる方面で県民の喪失感に寄り添い、必ず一緒に建て直していくという、真摯(しんし)な取り組みをお願いしたい」と訴えました。

 デニー知事は、政府や国内外の関係機関、県民・国民、世界からの「ご協力を得ながら、一刻も早い復元に向けて、全力を尽くす」と語りました。既に県内外から支援したいとの声が寄せられ、県は寄付金の口座を開設する準備をしています。

 デニー知事は31日中にも上京し、1日に首相官邸や国土交通省、内閣府を訪ね、協力を求める予定です。

 那覇市も31日に災害警戒本部を設置し、城間幹子市長は現場を視察。とぐち修・日本共産党県議団長らも現場に急行し、聞き取り調査を行いました。


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