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2019年10月30日(水)

萩生田文科相不公平を容認

「身の丈」→「自分の都合で」

入試英語民間試験実施は「予定通り」

 萩生田光一文部科学相は29日の記者会見で、大学入試に導入しようとしている英語の民間試験をめぐり、受験生に「身の丈に合わせて頑張って」と述べたことについて、発言を「撤回」しました。一方で試験導入については「予定通り実施をさせていただきたい」と述べており、民間試験導入への批判には何の反省もしていません。

 萩生田氏は発言について「自分の都合に合わせて、適切な機会を捉えて、2回の試験を全力で頑張ってもらいたいとの思いだった」と述べましたが、「身の丈」との表現を「自分の都合」という言葉に変えても、受験機会の不公平を容認する意味は変わりません。

 萩生田氏の発言は、言葉だけの「撤回」で許されるものではなく、「文科相の辞任」(日本共産党の小池晃書記局長)が当然です。民間試験導入は、教育の不平等の固定・拡大を推し進めるもので、延期・中止をすべきです。


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