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2019年10月29日(火)

米5番目「慰安婦」少女像

バージニア州 首都地域では初

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(写真)慰安婦被害者の少女像の除幕式でアリランを歌う吉さん(中央)ら参加者=27日、バージニア州アナンデール(遠藤誠二撮影)

 【アナンデール(米南部バージニア州)=遠藤誠二】米国の首都ワシントン地域で活動する韓国系米国人の市民団体が27日、首都近郊のバージニア州アナンデールで、旧日本軍「慰安婦」を象徴する少女像を設置し、除幕式を行いました。米国での少女像設置は5番目で、首都地域で初めて。今回は公的な場所・施設ではなく、商業施設の一角に置かれました。

 式典には、「慰安婦」被害者の吉元玉(キル・ウォノク)さん(93)、「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」の尹美香(ユン・ミヒャン)理事長が出席。ほかに主催団体代表、地元バージニアのフェアファクス副知事や州議会議員らが見守るなか少女像の除幕が行われ、その後、ノーサム知事(代理)、副知事、議員らが連帯のあいさつをしました。

 吉さんと尹さんは、自作の詩を朗読。「日本軍による性奴隷制はおぞましい歴史。私たちは目を見開き加害者を見続ける」と訴えました。

 主催団体の一つ、「ワシントン希望の蝶」代表の趙賢淑(チョ・ヒュンスク)さんは、「慰安婦被害者は問題解決にむけていまもたたかっている。日本政府が心からの謝罪と補償を行っていないからだ。慰安婦に謝罪と尊厳を」と呼びかけました。


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