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2019年10月21日(月)

連合政権へ今、出番

全国革新懇交流会が閉幕

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(写真)「市民と野党の共闘」分科会で討論する人たち=20日、神戸市中央区

 全国革新懇は20日、神戸市内で「地域・職場・青年革新懇全国交流会in兵庫」の分散会・分科会を開き、野党連合政権をめざす地方・地域の革新懇の取り組みについて討議・経験交流を行い2日間の日程を終えました。

 「『市民と野党の共闘』で政治を変えよう」の分科会で、五十嵐仁法政大学名誉教授は「市民と野党の共闘が当たり前の光景になった。この光景をつくったのは私たちであり、共産党が機関車のような推進力を発揮したからだ」と指摘。これから目指す政権交代は従来と違い、草の根の運動や政策合意などの準備ができつつあるとし「準備は整った。新たな政権交代に向けて進撃を開始しよう」と呼びかけました。

 日本共産党の穀田恵二国対委員長は、この4年間の変化として「政権問題がまさに現実の課題になった」と強調。「『野党は共闘』から『野党は政権』に踏み切れるだけの力を、草の根の運動が持たなければならない」とし、「連合政権をめざす先駆者である革新懇の出番です」と語りました。

 「ジェンダー平等を考える」の分科会では、奈良女子大学の三成美保教授が講演し、ジェンダーギャップ指数で政治分野では125位など「日本はジェンダー平等停滞国」であるとし、これを克服していくキーワードは「個人の尊厳と公正だ」と強調。新日本婦人の会の笠井貴美代会長は「安倍政治を終わらせることで、ジェンダー平等の展望を開くことができる」と呼びかけました。

 分散会での発言では「改憲阻止、消費税減税などの共同の取り組みを、野党連合政権の実現という市民の声に発展させるため、芦屋西宮市民の会準備会を市民連合に発展させる」(兵庫県西宮)、「自治体の首長選での共同を進めるのと並行して、25の小選挙区のうち23で市民連合が結成された。地域と国政レベルの共闘があいまって政治を変える大きな力になる」(東京)、「住民要求での結びつきは大事だが、政権を変えるという話にするには革新懇が架け橋になる必要がある」(香川)、「カジノ誘致反対の運動を進めるなか、横浜市民の怒りで立憲・国民フォーラムが反対を表明しオール与党体制が分断された」(神奈川)など、意欲的な発言が相次ぎました。

 また「多様性の中の統一は大切。いろいろな人が参加できる活動にしよう」「指導的な立場の人が忙しすぎて地域に入りきれていない状況を改善してほしい」などの問題提起もなされました。


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