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2019年10月16日(水)

石木ダム反対パレード

長崎・佐世保 女性ら仮装で訴え

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(写真)パレードする参加者ら=13日、長崎県佐世保市

 長崎県と佐世保市が川棚町・川原(こうばる)地区に計画している石木ダムについて考えようと「ダムより花を」を合言葉に集まった女性らが計画した「石木ダムはいらんばい!歩こうでSASEBO」が13日、佐世保市で開かれました。

 SNSを中心に呼びかけられ、約70人が参加。手に花を持ち、石木川に生息する魚を描いたロボットなど、工夫を凝らした仮装や鳴り物でアーケード街をにぎやかにパレード。「みんながハッピーになる税金の使い道があると思いませんか」と呼びかけました。通りがかった市民が一緒に歩く姿もありました。

 石木ダムをめぐっては、反対地権者の住宅などを含む全ての土地の明け渡し期限は11月18日です。期限が過ぎると、強制的に住民を追い出すことができる行政代執行が可能になり事態は切迫しています。

 集会で反対住民の女性(45)は「こんなすてきな取り組みをありがとうございます。今日の取り組みが佐世保から長崎県、全国へ広がっていくよう力を貸してほしい」とあいさつしました。高校3年の女子生徒は「正当な理由なく故郷を奪われるのはおかしい。県や市は私たち若者の声も聞いてほしい」と訴えました。

 共同代表の内田初美さん(40)は「みんなが入りやすく楽しくやれないかと考えた。今まで知らなかった人たちがダムについて考えるきっかけになれば」と話しました。

 日本共産党の小田徳顕佐世保市議も参加しました。


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