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2019年9月23日(月)

「自民改憲止めるには」「性暴力のない社会に」質問次々

東京2カ所 小池書記局長と街角トーク

 街頭で日本共産党への意見や要望・質問に直接答えて双方向で議論する「街角トーク」が22日、前日に引き続いて、小池晃書記局長を迎えて東京都の世田谷区、町田市で開かれました。集まった市民らが次つぎ手をあげ、憲法改定、消費税増税、外交など多彩な問題で質問し、通りがかりの市民が立ち止まって小池氏の話に熱心に耳を傾けました。


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(写真)多彩な質問に答える小池晃書記局長(左)=22日、東京都世田谷区

世田谷

 世田谷区・烏山区民センター前では、「自民党の憲法改定をどう止めるか」との質問が出されました。小池氏は「安倍首相は“参院選で、国民は憲法を議論せよという意思を示した”というが、ハッキリ言って妄想だ。参院選で改憲勢力は3分の2を割った。これが民意だ。乱暴な改憲をストップさせるために力を合わせよう」と呼びかけました。

 大学生を抱えるシングルマザーが生活の苦しさに触れながら大学無償化への願いを語ったことに、小池氏は「教育は本来、無償であるべきだ。憲法で、義務教育は無償と定めているし、日本政府は国連社会権規約の高等教育無償化条項の留保も撤回した。共産党は義務教育は完全無償化し、大学・短大・専門学校では学費をただちに半額にする。消費税増税を口実にした学費値上げもやめさせよう」と話しました。

 ヘイトスピーチが悪化していると語った女性は「どうすればヘイトスピーチを止められるか」と質問。小池氏は「国会では超党派で法律をつくったが、自治体での条例制定も重要だ。同時に、過去の侵略戦争・植民地支配を反省しない安倍政権の政治姿勢が、ヘイトスピーチがはびこる土壌をつくっており、この政治を変えることが必要ではないか」と述べました。

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(写真)寄せられた質問に答える小池晃書記局長=22日、東京都町田市

町田

 町田駅前では、「1日も早く安倍政権を終わらせ、新しい政治をつくるキーポイントは」と問いかけられました。小池氏は「“野党は共闘”“野党は政権”という声を広げること。自民党が強いといわれるが、有権者の17%しか自民党に投票していない。野党が連合政権構想を示し、市民の中に『1票を投じれば政治は変わる』という展望が広がれば自民党政治は終わる」と強調しました。

 「非正規雇用で働く若者を正規化してほしい」との要望が出されました。小池氏は「雇用というのは、期限をもうけずに、派遣労働などではなく直接に雇用することが大原則だ。日本を『正社員が当たり前』の社会に変えることで、賃金を上げ、景気回復をめざしたい」と表明。また「性暴力、セクハラのない社会を実現するには」との質問に、「性暴力・性差別の問題が国政の大問題になってきたこと自体が、日本社会の大きな前進ではないか。この間、さまざまな方が声を上げてきた。フラワーデモなど、一つひとつの動きが新しい社会をつくる大きな力になっている。共産党も大いに学んでいる。率直な意見も出し合いながら一緒に進めよう」と話しました。


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