しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2019年9月21日(土)

豚コレラ ワクチン接種へ

農水相表明 共産党申し入れ

 豚コレラの感染が各地に広がるなか、日本共産党国会議員団は20日、国内で飼育されている豚に対し予防的ワクチンの接種のための実施計画を早期に策定することなどを江藤拓農林水産相に申し入れました。

 江藤農水相は、ワクチン接種について直前に関係8知事からも要請を受けたことを明らかにし、「公党である御党からの提言もいただいたので、これをコピーしてこれから開く農水省の対策本部でも配布し、ワクチンについての方向性を決定する」と表明しました。

 同日の対策本部後の記者会見で江藤農水相は、豚コレラのまん延を防ぐため、養豚場の豚にワクチンを接種する方針を発表しました。感染拡大に歯止めがかからないためワクチン接種に踏み切るしかないと判断。対策本部では、防疫指針を改正する方針を確認しました。

 豚コレラは昨年9月、日本国内では26年ぶりに岐阜市の養豚場で発生。感染は豚や野生のイノシシから見つかった岐阜、愛知、長野、滋賀、大阪、三重、福井、埼玉、富山、石川の10府県に広がっています。20日までに、防疫措置対象施設は78農場、4と畜場で、13万5786頭が殺処分されました。


pageup