2019年9月10日(火)
デニー知事 来月、訪米の意向表明
大阪でトークキャラバン
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沖縄県は8日、「辺野古新基地ノー」の民意を全国に伝え、世論を喚起するために玉城デニー知事が全国を回る「We love OKINAWAデニー知事トークキャラバン」を大阪市大正区で開きました。東京、名古屋に続く3回目で、今回も満席となる約300人が集まりました。デニー知事は基調講演で沖縄の基地問題を「自分ごとととらえていただき、みなさんと力を合わせたい」と述べ沖縄への連帯を呼びかけました。
デニー知事は、再三、新基地工事を止めて話し合いに応じるように要請しても一顧だにしない政府の姿勢を批判。工事を強行するのではなく対話による解決を求めました。
また、戦後74年たっても、米軍専用基地の7割が集中している現状について、「沖縄の経済、民主主義をフリーズ(凍結)させている。速やかに国外へ、米国が引き取ってほしい」と要求。「日米同盟は理解するが、いつまでも基地が居座るのは不自由、不公平、不条理だ」と訴えました。
さらに、米上院軍事委員会で話し合われている「国防権限法」の法案には、「世界の米軍基地の見直しについて」という文言が入っていることを紹介。来月には訪米し、公聴会での意見表明の機会も得たいという考えを示しました。
同日、大正区では沖縄の伝統文化などを披露する「エイサー祭り」が開かれ知事も自らギターを弾いて「スタンド・バイ・ミー」などを熱唱しました。