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2019年9月8日(日)

東大阪市長・市議選勝利で消費税増税中止、市政転換を

市民大集会 小池書記局長が訴え

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(写真)参加者の声援にこたえる浜市長予定候補(中央)と小池書記局長(その右隣)、党市議予定候補。左は山口「明るい会」代表委員長=6日、大阪府東大阪市

 大阪府東大阪市長選(22日告示、29日投票)で、元東大阪市議会副議長の浜正幸予定候補の勝利で「希望のまち東大阪」をつくろうと、「明るい東大阪をつくる会」は6日夜、日本共産党の小池晃書記局長を迎えて文化創造会館で市民大集会を開催しました。小池氏は、浜予定候補の勝利と、市長選と同じ日程でたたかわれる市議選(定数38)で、浜市政を支える日本共産党の予定候補者6人全員の当選で、「市民の切実な願いを最優先にする市政へと転換しよう」と訴え。浜予定候補、党市議予定候補、小池氏らが手を結ぶと、大きな拍手に包まれました。

 いずれの選挙もすでに激戦となっており、とりわけ市議選は各党が大幅な議席増をねらう多数激戦となっています。

 決意表明した浜市長予定候補は「現市政は、箱モノ優先の一方で、学校はボロボロ、公立保育所はつぶす。いまこそ暮らし最優先の市政に」と訴えました。

 日本共産党市議団の、しおた清人団長が連帯あいさつし、「みなさんの声をもっと議会に届けたい。浜さんを先頭に、希望のもてる市政をつくっていく」と力を込めました。上原けんさく、しま倉久美子、かみの淳一、長岡よしかず、あさの耕世の各市議予定候補が紹介されました。

 浜予定候補への支持を決定した新社会党の松平要市議が連帯あいさつしました。

 医師の橘田亜由美さん、元東大阪市長の長尾淳三さんが激励のあいさつをしました。

 小池氏は、安倍内閣が狙う10月1日からの消費税10%増税を強行すれば、大混乱は必至だと批判。実質賃金が7カ月連続で前年同月を下回ったと述べ、「いま上げるべきは消費税ではなく賃金だ。この選挙で増税ストップの民意を示そう」と訴えました。

 東大阪市政にかかわって、現市政が、花園ラグビー場を近鉄から買い取り、整備に120億円もかけるなど、大型公共事業で財政を悪化させ、市の借金が2000億円に達する上、さらに大型事業を進めようとしていると告発。一方で、市民サービスの後退が進み、保育所待機児童数は府下でワースト1位となり、学校施設は老朽化が進行しているとして、市の調査でも「ずっと住み続けたい」は48%にとどまっていると語りました。

 小池氏は、浜市長の誕生で、市民に冷たい市政を転換し、公立保育所つぶしをストップさせるとともに、「長生きして良かったといえる市政」「仕事するなら東大阪」というまちにしようと強調しました。

 こうした現市政を支えているのが、自民・公明・維新だと指摘。日本共産党市議団が、市内の学校を調査して学校施設の改善がはじまり、普通教室のエアコン設置が完了するとともに、中学校給食が順次全校で実施されると紹介し、「6人全員の勝利のために力を貸してほしい」とよびかけました。


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