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2019年9月7日(土)

事故前、踏切に京急社員

死亡のトラック運転手 後方確認依頼

 横浜市で5日起きた京急電鉄の快特列車と大型トラックの衝突・脱線事故で、同社社員2人が、事故前に現場に居合わせ、亡くなったトラックの男性運転手(67)から、後方確認を依頼されていたことが分かりました。6日、同社が明らかにしました。

 社員2人は40代の男性運転士と20代の男性車掌。通りがかった2人は、運転手から頼まれ、左折のための後方確認をしました。

 道幅が狭く運転手から左折を断念すると告げられたため、2人は現場を離れようとしました。トラックが踏切の警報音が鳴っているにもかかわらず、線路内に侵入していたため、非常ボタンを押したといいます。ただ、同じ機能を持つ障害物検知装置の作動の方が早かったといいます。

 2人は事故発生後、京急電鉄の事務所に戻り、上司へ経過を報告。同社は「当時の社員の対応に問題はなかった」と説明しています。


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