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2019年9月2日(月)

米軍 低空飛行許すな

長野・佐久 市民が対話集会

 東京・米軍横田基地所属のC130輸送機2機が長野県佐久地方を低空飛行し、不安を覚える市民たちが「安全や安心を求める地域の声の結集を」と8月31日、佐久市で対話集会を開きました。「ピースアクション佐久」の呼びかけで約100人が参加しました。

 C130輸送機は5月30日、佐久市の市街地上空を低空飛行。米軍の訓練に安全配慮を求めた意見書が6月の県議会に提出され、最大会派の自民党の反対で否決されています。

 集会では8人が発言。実際に低空飛行を目撃した男性は「すごい爆音でわが家の上を通り過ぎた。戦時中の機銃掃射を思い出した」と証言しました。女性の参加者は、市内の総合病院にドクターヘリの発着所があることから、通告なしに低空飛行する米軍への懸念を表明しました。県平和委員会の永井光明代表理事は、オスプレイも県内各地で飛行しているとして「全県で低空飛行の監視体制をつくりたい」と話しました。

 日本共産党の武田良介参院議員、社会民主党の中川博司県連合代表・県議が出席。武田氏は「日米地位協定にも反するような低空飛行を続けさせるのか。皆さんと一緒に運動していく」と参加者を激励しました。中川氏は、県議会での自民党を「県民の不安に背を向けた」と批判しました。国民民主党の羽田雄一郎、立憲民主党の杉尾秀哉両参院議員がメッセージを寄せました。

 柳田清二佐久市長の、低空飛行問題で「住民の立場で行動する」としたメッセージを紹介。小泉俊博小諸(こもろ)市長、大村公之助南牧(みなみまき)村長、中島則保南相木(みなみあいき)村長、花岡賢一県議からもメッセージが届きました。

 集会の最後、参加者が一堂に会して「低空飛行許すな」と書いたパネルや横断幕を掲げてアピールしました。


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