しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2019年8月31日(土)

沖縄県副知事が運用停止要求

防衛相は飛行再開容認

事故後もヘリ飛行

写真

(写真)米軍ヘリの窓落下に(左から)田中利則沖縄防衛局長、川村裕外務省特命全権大使を県庁に呼び抗議する謝花喜一郎副知事(右端)=30日、沖縄県庁

 CH53Eヘリの窓落下事故を受け、謝花喜一郎副知事は30日、川村裕外務省特命全権大使と田中利則沖縄防衛局長を県庁に呼び「2017年の普天間第二小学校への窓枠落下事故の際、米側から『しっかり対策をとった』と説明を受けたが、また落下した」と述べ「がくぜんとした」と抗議しました。

 田中局長は、米軍に事故について回答を得たのが事故2日後だったことを明らかにし、「極めて遺憾だと米側に伝えた」と答えました。

 謝花副知事は、CH53Eの運用を1週間停止するよう求めました。田中局長は「9月4日午前7時まで普天間飛行場はクローズだと情報を受けている。飛行はないと思っている」と述べました。

 一方、岩屋毅防衛相は同日の記者会見で、「今回は被害情報もないので飛行自粛まで求めていない」と述べ、早期の飛行再開を容認しました。謝花副知事によれば、29日まではCH53Eの飛行が確認されていました。


pageup