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2019年8月22日(木)

きょうの潮流

 なるほど、そうきたか。悩み相談への名回答に思わずうなってしまいました。たとえば「5歳の娘が本当に言うことを聞きません」という悩みに「子どもとはそういう生き物です」▼直球ストライク。妙に説得力があります。「親は子どもを都合よくコントロールしようとしすぎ!僕らはロボットちゃう」。京都府亀岡市で発行され、人気の「かめおか子ども新聞」の悩み相談コーナー。相談者はおとな。悩みを解決するのは子ども記者▼「5歳の我が子に矛盾を指摘されています」。回答は「親って自分が言ってることと、やってることが一致してないのが問題だと思います。もう大問題!」と手厳しい。「滝に打たれたりして自分を見つめ直して心を入れ替えてください」▼政治の世界では迷回答や暴言が目立ちます。企画展「表現の不自由展・その後」が中止となった国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の実行委員会会長を務める愛知県の大村秀章知事について「辞職相当だと思う」と発言した政治家がいます。大阪維新の会代表代行の吉村洋文大阪府知事です▼日本軍「慰安婦」を題材にした少女像の展示などに税金が使われたことを「公共として責任問題」だと吉村氏。「税金でやるからこそ、(表現の自由を保障した)憲法21条はきっちり守られなければならない」と大村知事▼民主主義を窒息させ国民を戦争に動員した戦前のような「検閲国家」にしてはなりません。国民は、時の政権の言いなりになる「ロボットちゃう」。


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