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2019年8月15日(木)

「不自由展」開催した練馬で再開求める行動

表現禁止 人権侵害につながる

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(写真)「平和の少女像」のミニチュアを飾り、マイクで訴えた署名活動=14日、東京都練馬区

 愛知県で開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」が、政治的圧力や脅迫により中止に追い込まれた問題に抗議し、同企画展の再開を求める署名活動を14日、有志団体が東京都練馬区で行いました。

 2015年に練馬区のギャラリー「ギャラリー古藤」で「表現の不自由展」を開催、今回の「表現の不自由展・その後」は、あいちトリエンナーレの芸術監督でジャーナリストの津田大介氏が「ぜひ『その後』をやりたい」と申し入れた企画。

 イラストレーターの八朔太郎さんが、「旧日本軍『慰安婦』を表現した少女像は、戦争による人権侵害を告発する像だ。こうした表現を禁止するなら、再び戦争や人権侵害が起こることにつながる」と強調。マイクを手に「どんな芸術作品でも、好きな人もいれば嫌いな人もいるのが当然。政治の力で、自由な表現活動が制限される世の中は恐ろしい」と訴えました。

 署名した女性(65)=練馬区=は「表現の自由は、憲法21条で保障されている。私も、表現の不自由展に行きたかった。河村市長の『日本国民の心を踏みにじるもの』という発言や、ツイッターなどでの誹謗(ひぼう)中傷は絶対許せない」と語りました。

 署名活動には、日本共産党のとや英津子都議、坂尻まさゆき区議も参加しました。


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