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2019年8月12日(月)

復興向け被災者交流

熊本 益城町で第2回文化祭

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(写真)血圧検査など健康チェックを受ける参加者=11日、熊本県益城町

 熊本地震からの復興に向け交流の中で地域づくりを考えようと「第2回おもてなしあい文化祭」が11日、熊本県益城(ましき)町で開かれました。手づくり教室や生活・住まいの相談、健康チェックなどが行われ、ステージでは、子ども神楽や吹奏楽を披露。約400人が参加しました。

 益城町地域支え合いセンターが主催し、益城町社会福祉協議会や熊本県民主医療機関連合会、市民ボランティアなどの協力で開かれたものです。

 支え合いセンターminoriの高木聡史代表は「みなし仮設入居者1600世帯のうち1100世帯が転居を済ませましたが、転居世帯の15%は生活再建に不安を抱えています。被災者の不安が埋もれてしまわないよう文化祭を交流の核にしたい」と述べました。

 参加した益城町の女性(71)は「全壊した自宅の再建はできましたが、離ればなれになった近所の人がたくさんいます。連絡ができなかった人たちとも再会できるので、文化祭をこれからも続けてほしい」と話しました。押し花教室を楽しんだ女児(5)は「ピンセットを使って完成させました。うまくできました」と喜んでいました。

 被災者支援を続ける熊本学園大学の高林秀明教授が学生らと開いたカフェに立ち寄った被災者は、「災害公営住宅の新しい生活で人付き合いをうまくできるかが不安」などの寄せ書きを残しました。


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