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2019年8月9日(金)

核兵器廃絶へ何ができるか

長崎の地で若者交流

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(写真)「リング・リンク・ゼロ」と声を上げながら記念撮影をする参加者=7日、長崎市

 長崎市で開かれている原水爆禁止2019年世界大会の関連行事「Ring! Link! Zero(リング・リンク・ゼロ)2019 in Nagasaki」が7日夜、開かれました。全国から参加した450人の若者が、日本被団協の代表委員で、「ヒバクシャ国際署名」の呼びかけ人のひとり、田中熙巳(てるみ)さん(87)から話を聞き、「核兵器のない平和な世界」に向けて何ができるか意見を交わしました。

 田中さんは13歳の時に長崎で被爆しました。「この地球で起きていいのかという惨状を目撃した。少なくとも日本人は、若いうちに一度、原爆資料館を見てほしい」と話しました。

 ピースウエーブ行動などで「ヒバクシャ国際署名」を集める平和活動をしている札幌市在住の西穂波さんが特別報告をし、「日本政府はいまだに核兵器禁止条約に参加しておらず、まだまだ私たちが運動する必要がある」と話しました。

 「長く活動を続けるために何が必要か」(千葉県、男性)との質問に、西さんは「若者同士のつながりがあると勇気づけられる。SNSでの発信などから始めて、仲間を増やせばいいと思う」と答えました。

 フィリピンから参加したゲレーロ・AG・サニョさんが、即興で田中さんの絵を描くパフォーマンスを披露。完成した肖像に田中さんは「意思が強そうだ」と笑いながら、「この意思で核兵器廃絶に取り組んでいく」と話しました。


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