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2019年7月28日(日)

改憲早期推進を主張

3分の2割れも「有権者判断」と 自民の木原氏

ラジオ日本番組

 自民党憲法改正推進本部の木原稔幹事(衆院議員)は27日放送のラジオ日本番組で参院選(21日開票)の結果に言及し、改憲を「議論する政党」を選んだのが「有権者の判断」だったと決め付け、「少しでも早めのほうがいい。それは至極当然のことだ」として、改憲議論を急ぐべきだと主張しました。

 キャスターから、参院選の結果、改憲勢力の議席が改憲発議に必要な3分の2を割り込んだことで「改憲スケジュールが遅くなるのでは」と問われた木原氏は、「与野党の枠を超えて、改正案を練り上げていかなければいけない」と発言。安倍晋三首相が狙う憲法9条への自衛隊明記などの自民党改憲4項目は「あくまでまだイメージ」で、「まずは自民党のなかで調った案を連立(政権)のパートナーの公明党に(示し)理解を求め、その後野党にということになる」などと述べました。

 さらに木原氏は、自衛隊明記の改憲に時間がかかるなら、「緊急(事態)条項からやればいい。(参院選挙区の)合区の解消からでもいい」など、大義なき“改憲ありき”の姿勢をあからさまに示しました。


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