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2019年7月13日(土)

語ろう日本共産党

 日本の命運がかかった参院選の投票日まであと1週間余。日本共産党は「くらしに希望を」などあらゆる問題で打開策を示し、市民と野党の共闘を進める政党です。政党を選ぶ比例代表では日本共産党を、選挙区では複数区の日本共産党候補か1人区の野党統一候補を応援してください。


写真

(写真)街頭で日本共産党の小池晃書記局長の訴えを真剣に聞く人たち=11日、松山市

年金

「2000万円不足」 老後が心配!

安心の制度へ財源あります

 今の基礎年金(国民年金)は、40年間保険料を払い続けても満額でわずか月6万5千円。「年金だけでは暮らしていけない」というのがみなさんの実感ではないでしょうか。

 安倍政権は、自公政権が宣伝してきた「100年安心」の年金の破綻から目を背けています。年金を自動的に削減する「マクロ経済スライド」によって、安倍政権のもとで年金が実質6%削減され、さらに2040年代には基礎年金の給付額が毎年7兆円、3割削減されると政府が志位委員長の質問主意書に対し初めて認めました。

 今でも足りない年金をさらに減らしてよいのかは、参院選の大争点です。日本共産党は「減らない年金」にするため、「マクロ経済スライド」の廃止を提案。その財源として、高額所得者優遇の保険料の見直しや年金積立金の活用、賃上げと正社員化をすすめることを掲げています。そして、低年金者への給付に一律月5000円、年6万円を上乗せし、年金の底上げを図るよう提案しています。

 “2000万円ためるより、選挙で政治を変えましょう”。共産党の躍進で、「減らない年金」を実現し、安心できる年金への一歩を踏み出しましょう。

消費税

10%になったら大変!

くらしに希望を―三つの提案

 安倍政権による消費税率8%への引き上げの打撃から、日本経済は回復していません。家計消費は年25万円、実質賃金は年10万円も減っています。こんな状況でさらに消費税率を10%に引き上げたら、日本経済も国民のくらしもめちゃくちゃになります。自営業者も“お店を閉めなくてはならない”と悲鳴を上げています。

 いま必要なのは、大もうけしている大企業や富裕層に応分の負担をしてもらい、それによって暮らしを支える政策に切り替えることです。日本共産党は、国民生活に大打撃となる消費税増税の中止を要求し、「くらしに希望を―三つの提案」を発表しました。

 一つ目は、8時間働けばふつうにくらせる社会をつくることです。最低賃金をただちに全国どこでも1000円に引き上げ、1500円をめざします。

 二つ目は、くらしを支える社会保障にすることです。公費1兆円の投入による国民健康保険料の抜本的引き下げや「減らない年金」を実現します。

 三つ目は、お金の心配なく学びや子育てができる社会をつくることです。すべての学生を対象に大学などの授業料をすみやかに半分に値下げし、段階的に無償化します。

 三つの提案の実現に必要な費用は7・5兆円です。その財源は、大企業・富裕層優遇税制の是正や在日米軍への思いやり予算などの廃止といった「消費税に頼らない別の道」で十分確保が可能です。

 しかも、三つの提案の実現はもっとも効果的な経済対策となり、日本経済の持続可能な成長にもつながります。日本共産党の躍進で「くらしに希望を」!

憲法

「9条に自衛隊」構わない?

海外で無制限の武力行使が狙い

 安倍首相が目指している改憲は、憲法9条2項のあとに「前条の規定は自衛の措置をとることを妨げない」として自衛隊の保持を明記するというものです。そうなると、海外への自衛隊派兵や海外での武力行使はできないとしてきた9条2項の制約は死文化され、立ち枯れになります。海外での武力行使が無制限に可能になってしまうのです。

 トランプ米大統領は「日米安保条約は不公平だ。日本が攻撃されたらわれわれはたたかうが、日本もわれわれを助ける必要がある」と語っています。

 安倍首相も自著で「軍事同盟とは“血の同盟”」「日本の自衛隊は、少なくともアメリカが攻撃されても血を流すことはない」として、米軍のために血を流してたたかう自衛隊にするよう主張してきました。ここに安倍改憲の真の狙いがあります。

 この間、米朝首脳会談の実現など対話で平和を構築する動きが進んでいます。いまこそ日本には、憲法9条を生かした平和外交が求められているのではないでしょうか。

 平和への一票を、ぜひ日本共産党にお寄せください。

軍拡

米兵器“爆買い”なぜ?

くらし予算こそ増やすべきです

 安倍政権は、トランプ米大統領に約束した兵器の“爆買い”で、軍事費を果てしなく膨張させようとしています。2019年度の軍事費は5兆2574億円で、5年連続過去最高を更新しています。

 その象徴が1機100億円を超えるステルス戦闘機F35の大量購入や、総費用6000億円以上といわれる「米国防衛」のための陸上配備型ミサイル迎撃システム「イージス・アショア」の導入です。

 安倍首相は、年金の充実を求める国民の声に背を向け、街頭演説で「打ち出の小づちはない」と冷たく言い放ちました。兵器“爆買い”の「打ち出の小づち」があるなら、暮らしの予算を増やすべきです。

 今必要なのは、異常な大軍拡ではなく、憲法9条に基づく平和外交です。日本共産党は地域の紛争を平和的な話し合いで解決する「北東アジア平和協力構想」を提起し、安倍首相による大軍拡をストップさせる政策を堂々と掲げています。

ジェンダー平等

女性候補多いですね!

自分らしく生きられるよう

 今回の参院選は、政治分野における男女共同参画推進法施行後初の国政選挙です。日本共産党は「ジェンダー平等」を掲げ、すべての人が尊厳をもって自分らしく生きられる社会をめざします。選択的夫婦別姓の導入、国際労働機関(ILO)が採択したハラスメント禁止条約の批准などを実現します。

 今回の参院選での日本共産党の女性候補は、党候補全体の55%にのぼります。

 一方、自民党の女性候補者は全体のわずか15%、公明党は8%にすぎません。両党の「女性活躍」が口先にすぎないことが分かります。

 参院選公示前日の党首討論(日本記者クラブ主催)では、「選択的夫婦別姓に賛成の方は挙手を」と促され、手を挙げなかったのは自民党総裁の安倍首相だけでした。

 こうした姿勢の根本には、「夫婦別姓」は「家族の絆」を壊すなどとして反対する改憲右翼団体「日本会議」の古い家族観があります。自民党の閣僚や国会議員の大半が、日本会議と連携する「日本会議国会議員懇談会」に加盟しています。

 誰もが自分らしく生きられる社会を、日本共産党とご一緒につくりましょう。

二つのゆがみ

財界中心・米いいなり!

正面から正す党を選んで

 消費税増税をやめさせたい、辺野古の米軍基地建設は中止を―いま、国民の切実な願いを実現しようとすれば、「財界中心」「アメリカいいなり」という自民党政治の「二つのゆがみ」にぶつかるのではないでしょうか。今度の選挙では、この「二つのゆがみ」を正面からただす共産党を選んでいただきたいのです。

 消費税増税の代わりに社会保障財源はあるのか。大もうけしている大企業や富裕層に応分の負担を求めれば、消費税に頼らなくても、財源を確保することは可能です。

 そのためには財界に正面からモノを言える政党が必要です。結党以来97年、財界献金をびた一文受け取らない共産党が伸びてこそ消費税に頼らない道が開けます。

 辺野古の美しい海を埋め立てる基地建設中止や日米地位協定の抜本改正は、党派を超えた要求で、野党の共通政策でもあります。

 しかし、米国が拒否したらどうするのか。そのときは日米安保条約の廃棄に踏み切ればいいのです。条約第10条には、いずれかの国が通告すれば1年後に条約は解消されると明記されています。

 安保条約を廃棄し、日米友好条約を結び、本当の独立国といえる日本をつくる。こんな日本改革の方針をもつ日本共産党を伸ばしていただき、国民の切実な願いを実現する道を開きましょう。

共闘

野党の協力進んでいるね!

一貫して努力 党綱領の大方針

 日本共産党は、今回の参院選で市民と野党の共闘の勝利と党躍進の二つをめざします。

 今回の参院選では、32の1人区すべてで市民と野党の統一候補の擁立が実現しただけでなく、野党間で相互にできる限りの協力を行うことが確認されました。その結果、各野党の党首が他党公認の統一候補を互いに応援し合うなど感動を呼ぶ新たな共闘の場面が生まれています。

 また、野党は市民連合との間で13項目の共通政策を確認するなど、共闘の旗印も明確です。

 共産党は、戦争法=安保法制強行(2015年)直後に国民連合政府の実現を呼びかけるなど市民と野党の共闘を一貫して推進してきました。

 共産党は、日本の社会をその時々の国民の多数の意思に基づいて一歩一歩変革する方針を綱領に掲げています。共産党だけによる改革ではなく、その時々の目標で一致する人たちと力を合わせて社会を変えていくというのが綱領の大方針なのです。

 日本共産党が市民や野党の共闘のために一貫して努力してきた根本には、このような綱領の明確な立場があるのです。

党名

共産党という名前は?

理想と歴史が詰まっています

 「政策は共感するけど、共産党という名前がちょっと気になる」。そんな声をよく聞きます。

 私たちは将来の展望として、弱肉強食の資本主義社会を乗り越え、社会主義・共産主義の社会へと前進する展望を持っています。それは崩壊した旧ソ連やいまの中国のような実態の社会ではなく、人による人の搾取をなくし、「自由な時間」を大幅に増やし、誰もが自分の能力を自由に全面的に花開かせることができる社会です。

 「共産党」と言うと“貧しい平等”“一党独裁”と思われる人もいるでしょうが、全く違います。社会主義・共産主義の日本では、民主主義と自由の成果をはじめ、資本主義時代の価値ある成果を受け継ぎ、さらに豊かに発展させます。

 もう一つは、共産党は1922年の創立以来、国民主権と反戦平和を一貫して主張してきたことです。

 「日本共産党」という名前には、未来の理想と100年近い歴史がギュッと詰まっています。ぜひ、ぶれない政党――日本共産党へのご支持をお願いします。


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