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2019年7月5日(金)

米軍、再びテント撤去

きょう住民ら防衛局抗議へ

沖縄・高江

写真

(写真)米軍が撤去した翌日に再設置されたテント(左)と、威圧する民間警備員ら(右)=4日、沖縄県東村

 沖縄県東村高江の米軍北部訓練場のN1地区ゲート前で、ヘリコプター離着陸場(ヘリパッド)の建設工事に反対する住民らが設置したテントと備品などが2日、米海兵隊によって撤去されました。駐車してあった車には、3日以内に移動しなければ没収するとの通告書が貼られていました。

 住民らは、5日に沖縄防衛局に抗議するとしています。

 今年4月3日に、「米軍への提供施設・区域であり、日米地位協定にもとづき撤去する」と無通知で撤去が強行されたのに続く、2度目の暴挙です。

 沖縄防衛局は、米軍からの通知として4月25日までにテントなどを移動させること、放置すれば撤去することなどを記した文書を貼りだし、その趣旨で米軍が撤去したとの文書を貼り紙しています。

 海兵隊が車に貼り付けた文書には「7月2日、午後7時」とあり、監視行動で座り込んでいる住民が不在となった夜間に撤去されました。

 テントとその内部に備えてある救急セット、茶器、付属の簡易トイレなど約40万円相当分が持ち去られたといいます。

 新たに設置したテントに座り込んでいた伊佐育子さんは「工事が進み、オスプレイやヘリの離着陸が増え、爆音被害や墜落事故などへの不安と恐怖が高まっている。それを全国に知らせるために座り込んでいる。撤去は、住民に口出しするなという嫌がらせだ」と批判しました。


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