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2019年7月3日(水)

公平性欠く大島衆院議長発言

5野党・会派が抗議

 5野党・会派の国対委員長は2日、大島理森衆院議長がテレビ番組(6月30日)で「(野党の)戦略と戦術が少し足りなかった」と野党の国会対策を批判した発言について、同氏に文書で強く抗議しました。

 抗議文は、今国会で年金問題、消費税の増税問題、辺野古新基地建設の強行、イージス・アショアの配置調査の誤りなど諸問題が立て続けに発生し、野党が「国民に説明し、国会で審議するために予算委員会での集中審議を要求してきた」にもかかわらず、政府与党は「重要な情報を隠ぺいし、予算委員会の審議を拒否して、政府与党に不都合な情報を国民の目から隠し続けてきた」と批判しています。

 その上で、大島発言は「政府与党の強行的な国会運営を問題視せず、少数議席ながら結束して国会対応に当たってきた野党を一方的に批判する発言」だとして「著しく公平性を欠き言語道断だ」と厳しく批判しています。

 抗議文は、大島氏が昨年の「議長所感」で公文書改ざんなどを「民主主義の根幹を揺るがす大問題」と断じ、政府に対し厳しく反省を求め、行政府をただすべき立法府の行政監視機能の強化を喚起しながら、「(今国会で)与党を適切に指導することもなかった」ことは「立法府の長としての職務放棄に等しい」と批判。「看過できない」と抗議しています。


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