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2019年6月21日(金)

性的指向・自認 誰もが自分らしく

SOGIハラ 関連法めぐり集会

国会

写真

(写真)SOGIハラに関する付帯決議をめぐる報告を聞く参加者=20日、衆院第1議員会館

 先月29日、SOGIハラ(ソジ=性的指向・性自認に対するハラスメント)について企業に対策を講じるよう求める、パワハラ関連法の付帯決議が国会で採択されたことを受けて20日、国会内で与野党の国会議員らによる報告集会が開かれました。主催は「なくそう!SOGIハラ実行委員会」。

 同決議は、性的指向・性自認を本人の同意なしに暴露する「アウティング」も対象となります。日本共産党の本村伸子衆院議員は「採択は一歩前進だが、何がハラスメントに当たるのかなどの具体的規定はなく、さらなる前進が必要だと痛感した」と強調。「職場や地域で誰もが自分らしく生きられる社会に向けて全力を尽くす」と述べました。

 厚労省の担当者はハラスメントの該当要件や企業に義務付けられる指針について「これから指針に盛り込んでいく。しっかり事業者に守らせるようやっていく」と話しました。

 トランスジェンダーの子どもを持つ女性は「学校や職場でいわれのない差別を受け、我慢するしかなかった。このような法律は当事者への希望、後ろ盾になってくれる」と声を震わせ、「まだ苦しんでいる子どものために、この法律が少しでも早く画期的なものになってほしい」と呼びかけました。


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