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2019年6月13日(木)

麻生氏の2000万円報告書拒否

ご都合主義と批判

穀田氏会見

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(写真)記者会見する穀田恵二国対委員長=12日、国会内

 日本共産党の穀田恵二国対委員長は12日の記者会見で、老後夫婦に2000万円の蓄えが必要だとする金融庁の金融審議会の市場ワーキンググループが公表した報告書の受け取りを麻生太郎金融担当相が拒否したことに言及し、「政府に都合が悪ければ消し去るという、これほどのご都合主義はない」と厳しく批判しました。

 穀田氏は、問題の報告書が、「人生100年時代」を見据えた自助努力による「資産形成」のためにNISA(少額投資非課税制度)による投資を促していることに言及しつつ、自民党の夏の参院選に向けた「政策BANK」でも「人生100年時代の到来を踏まえ、国民が生涯にわたり安定的な資産形成を行うため、『つみたてNISA』をさらに普及する」と明記していることを明らかにしました。

 穀田氏は、今回の報告書も突然出てきたものではなく、諮問を受けた専門家による審議会が答申するという経過を踏んだものだとして、「都合が悪ければ、自分たちの党の政策まで消すのかということになる。ありとあらゆる意味で、いまの自民党政治が行き詰まりの極致にきていると実感する」と強調しました。


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