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2019年6月7日(金)

歯科医療充実へ決起

報酬引き上げ 窓口負担軽減

従事者・市民ら集会

 「保険でより良い歯科医療を求める」歯科総決起集会が6日、参院議員会館で開かれました。全国から歯科医療従事者や市民ら350人が参加しました。


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(写真)保険でより良い歯科医療を求める歯科総決起集会であいさつする小池晃書記局長=6日、参院議員会館

小池・清水両氏が参加

 集会では歯科医療充実に必要な予算の確保、歯科診療報酬の大幅引き上げ、保険のきく範囲の拡大、患者窓口負担軽減を求めるアピールを採択しました。

 「保険で良い歯科医療を」全国連絡会会長の雨松真希人さんが基調報告。全身の健康との関係で「歯科の重要性がますます注目されている」と述べ、請願署名や、歯科医療費総枠拡大を求める運動を呼びかけました。

 各地から歯科技工士の労働実態や運動を広げている様子などが報告されました。東京の歯科衛生士は、入れ歯を新調したものの夫が入院して経済的に困窮し、支払いができなくなった女性(78)などの実態を語りました。静岡の歯科医師は「限られた国の予算を、戦闘機の大量買いではなく、健康と命を重視する社会保障に。そういう政党を選ぶ選挙にしよう」と参院選への期待を語りました。

 集会には共産、自民、立民、国民、無所属の各国会議員が参加。日本共産党の小池晃書記局長は「糖尿病にしても心疾患、脳血管障害にしても土台にあるのは口腔(こうくう)の健康が保たれるかどうか。ここがしっかり支えられれば医療費抑制にもつながる」と話し、「歯科医療費の総枠拡大は国民的な課題だ。そのために全力をあげる」と訴えました。清水忠史衆院議員もあいさつしました。


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