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2019年5月31日(金)

丸山氏、泥酔 外出企て

コニャック10杯以上 政府が国会に報告

 衆院議院運営委員会は30日の理事会で、丸山穂高衆院議員の「北方四島交流」参加中の行状について内閣府と外務省から報告を受けました。

 それによると、丸山氏は11日夕、国後島のロシア人島民宅を訪問した際、コニャックをショットグラスで10杯以上飲み、宿泊先に戻りました。酔った状態で元島民に「(領土は)戦争で取り返せばいい」などと暴言を吐いた後、ひわいな発言を繰り返して外出を図りました。

 制止して自室に押し込もうとした参加者ともみ合いになった丸山氏は「(国会議員は)不逮捕特権で逮捕されない」などと主張。12日午前1時ごろまで騒ぎ続けました。

 丸山氏の言動を問題視した他の団員が、翌12日夜の現地住民を招いての夕食交流会への参加は「遠慮してもらいたい」と申し入れ、同氏は自粛せざるをえなくなりました。11日夜に泥酔して「(移動の途中にあった)ネオンは飲み屋か、女がいるのか」などと発言したため、同氏を外出させないよう、政府職員が宿舎入り口で監視にあたっていました。

 また政府側は、「泥酔して外出しトラブルになった際、ロシア側警察に拘束される可能性があり、日本の法的立場(領土主権)を害するものとなることからだ」と述べ、丸山氏にも事前に、外出禁止について説明していたと述べました。

 報告を受け理事会は、丸山氏が「体調不良」を理由に事実関係の聴取を拒んでいる一方、ツイッター上で弁明の意思も示していることから、高市早苗委員長名で丸山氏に「弁明文書」を6月3日までに提出するよう求めることになりました。


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