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2019年5月28日(火)

安倍9条改憲NO!3000万人署名

栄村 有権者の半数達成

長野 「戦争させない思いで継続」

 人口1828人(4月1日現在)の長野県栄村で、党派を超えて「9条を守る」一点で力を合わせ、安倍9条改憲に反対する3000万人署名に取り組み、有権者の半数に相当する800人に到達しました。(長野県・北村範子)


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(写真)九条の会のみなさんと800人達成を記念して=22日、長野県栄村

 署名に取り組んでいるのは栄村の農民組合、新日本婦人の会、九条の会、共産党で構成する「戦争反対・憲法を守る栄村実行委員会」です。昨年5月に人口の4分の1に当たる500人の目標を突破。さらにこの1年間、3000万人署名に取り組んできました。共産党の斉藤康夫村議は、「行動を続けてきたことが達成の力」と語ります。

 署名集約を担っているのは栄村九条の会。事務局の杉浦恵子さんは、4月末から「あと20筆」「あと15筆」「あと5筆」と、会員に到達を知らせ「800をやりきった」と振り返ります。年4回開催する九条の会の例会で繰り返し学んできたことが継続の力になったといいます。

 毎月19日のアピール行動では、署名にも取り組んできました。九条の会の例会で、「スタンディングの際にスピーチしたほうが、効果がある」と相談し、軽トラにアンプを積んでリレートークにも挑戦。「74年間ひとりも殺さず、殺されなかったのは憲法があったから。9条に手を加えてはいけない」「子どもたちに平和な社会を手渡すのはおとなの責任」と、それぞれの思いを語るようにしています。「安倍改憲阻止のたたかいのヤマ場だ」と強調する人もいます。

 道の駅近くで宣伝する時は、お客さんに署名のお願いもします。署名板に向かって来て「絶対に許しちゃいけない」と語る県外の観光客。地元で「署名したよ」などとわざわざ伝えに来る観光客。「9条を守りたいから何度でも署名したいよ」の声もあり、励まされています。宣伝後に訪問地域を決めて行動した時もありました。

 スタンディング宣伝は、農繁期の5月からは集まりやすい朝8時から。10人から15人が参加します。

 女性は、スタンディングの時は、目立つように首から手書きのメッセージボードをさげて参加しています。「継続してきて、こちらの手振りに応えてくれる人が出てきた。『絶対に戦争はさせない』の思いで続けている」と語ります。

 栄村九条の会代表の高橋彦芳さん(元栄村長)は語ります。「改憲の狙いは、9条に自衛隊を書きこむことで、アメリカの戦争に地球上どこへでも自衛隊を送れるようにすること。そんなことは絶対にダメだ」。ひきつづき奮闘することにしています。


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