しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2019年5月26日(日)

未来ひらく生き方を

山宣生誕130年 市田氏講演

京都・宇治

写真

(写真)市田副委員長の講演を熱心に聞く参加者ら=25日、京都府宇治市

 戦前、治安維持法に反対し、右翼の凶刃に倒れた京都選出の代議士・山本宣治の生誕130年を記念する講演会が25日、宣治の生家がある京都府宇治市で開かれ、200人が参加しました。山本宣治生誕130年・没後90年記念事業実行委員会の主催。

 日本共産党の市田忠義副委員長・参院議員が「山宣の生きた時代と現代」と題して記念講演しました。

 市田氏は、安倍政権が民主主義破壊をすすめる今だからこそ、天皇制の暗黒時代にたたかった山宣の生きざまを「山宣の生まれ育った地で活動してきた一人として、語らなければと思った」と述べ、京都にゆかりのある自らの活動と、山宣との「因縁」を紹介。少年時代から、カナダへの留学、産児制限運動や労働者・農民への教育活動、そして国会議員へと、波乱に満ちた山宣の生涯とその思想の発展、山宣の生きた時代を、時にはユーモアも交えながら詳しく語りました。

 「山宣は、今では考えられないような過酷な条件の下でも、最後まで住民の立場に立って節を曲げず不屈にたたかい抜いた稀有(けう)の人」と結んだ市田氏は「今は『孤塁を守る』どころか、野党連立政権を見通せる時代。山宣の生きざまを受け継ぎ、未来をひらく生き方に踏み出そう」と呼びかけました。

 講演に先立ち、第1部ではシンガー・ソングライターのケイ・シュガーさんが歌を披露しました。


pageup