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2019年5月22日(水)

公明党 「大阪都」構想住民投票に協力

「百害あって一利なし」批判どこへ

 公明党大阪府本部(代表・佐藤茂樹衆院議員)は、大阪市を廃止・分割する「大阪都」構想の是非を問う住民投票に協力すると表明したのに続き、「都」構想そのものに賛成する方向で「大阪維新の会」(代表・松井一郎大阪市長)と協議していると報道されています。

 維新・公明両党幹部は19日に大阪市内で会談。維新の松井代表は20日、記者団に前日の会談を認めたうえで、公明党は「(反対だった『都』構想について)ゼロベースで見直す。前向きに協議する」ということだったと述べました。両党幹部は23日夕に再び会談する予定で、そこで公明側が「都」構想への賛意を示せば、その後に両党代表らが記者団の取材に応じる見込みです。

 大阪市長選(4月7日投票)が告示された3月24日、「大阪都」構想の議論に「終止符を打つ」ことを公約にした柳本顕候補の出陣式で、公明党の佐藤代表は、維新の出直し知事・市長ダブル選を「暴挙」「党利党略」「選挙の私物化」と批判。そのうえで佐藤氏は「『大阪都』構想は、百害あって一利なし。政令市・大阪市をなくして何をするんですか。なんのメリットもない」と言い切り、「明確にノーを突き付けたい」と訴えていました。「百害」はいつ消えたというのでしょうか。(辺)


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