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2019年5月9日(木)

自動運転 安全性確保を

清水議員 減速・停止機能は必須

改正法案を可決

衆院委全会一致

写真

(写真)質問する清水忠史議員=8日、衆院国交委

 自動運転の安全性を確保するための道路運送車両法改正案が8日の衆院国土交通委員会で全会一致で可決されました。

 採決に先立ち、日本共産党の清水忠史議員は、自動運転の安全性を確保するために、自動運行装置が備えるべき機能について政府の認識をただしました。

 レベル3と呼ばれる特定条件下での自動運転(高速道路での自動運転等)は、自動運転継続が困難になった場合、運転者に運転を引き継ぐことになっています。

 清水氏は、「うまく引き継ぐことができるのか」という国民の不安があると指摘。運転者に引き継がれるまでの減速運転などで安全に自動運転を継続することや、車両を自動で安全に停止させる機能などは、自動運転を実用化する上で必要な装置だと強調しました。

 国交省の奥田哲也自動車局長は、国際的な基準の策定を踏まえ、「保安基準(自動車の安全走行のための最低限の技術基準)に取り入れ、型式指定の際に国がそれを確認する」と答弁しました。

 清水氏は、民間シンクタンクの意識調査で自動運転に「不安あり」と答えた人が47・3%に上ると紹介。「国民の不安の声をどう受け止め、不安解消のためには何が必要と考えるか」と質問しました。石井啓一国交相は「関係省庁とシンポジウムを開催したり、ディーラーの試乗会を通じて自動運転の性能を丁寧に説明していきたい」と述べました。


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