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2019年5月9日(木)

憲法審開催必要ない

穀田国対委員長が指摘

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(写真)記者会見する穀田恵二国対委員長=8日、国会内

 日本共産党の穀田恵二国会対策委員長は8日、国会内で記者会見し、衆院憲法審査会の開催について「もともと憲法審は改憲原案づくりと発議、審査のためにつくられたものであり、開催の必要はない」と表明しました。

 穀田氏は、安倍晋三首相が憲法記念日の3日に開かれた改憲派団体の集会に寄せたビデオメッセージで「2020年を新しい憲法が施行される年にしたい」と改めて述べ、憲法尊重擁護義務を逸脱したうえ、期限を切った改憲に言及したことは重大であり、これは改元後の「新しい時代」に「ワイルドな憲法審査」を進めると発言した萩生田光一自民党幹事長代行の強圧的な言動と符合すると指摘。与党側が国民投票法改定案などを“呼び水”にしようと、同案の審議入り即日の採決さえも公言するなど一気呵成(かせい)に改憲論議に持ち込もうとしていることに警戒を強めるべきだと述べました。

 また、8日の5野党・会派の国対委員長連絡会では、連休前に野党が求めていた衆参両院の予算委員会や党首討論の実施について、世界経済や景気が悪化するもとでの10月の消費税増税強行や辺野古米軍新基地建設問題、原発問題、日米・日ロ・日朝外交などの山積する課題について安倍首相出席のもとで十分な質疑を行うよう改めて求めることを確認したと述べました。

 さらに穀田氏は、厚生労働省の毎月勤労統計調査の共通事業所の実質賃金についての予備的調査要請を野党共同で衆院に提出することを検討していることも明らかにしました。


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