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2019年4月26日(金)

辺野古 工事中止求め声明

柳広司、落合恵子、アーサー・ビナードさんら

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(写真)辺野古新基地建設工事の中止を求める声明を発表する呼びかけ人ら=25日、東京都内

 詩人のアーサー・ビナードさん、作家の落合恵子さん、小説家の柳広司さんら25人が呼びかけ、266人が賛同して25日、沖縄県名護市辺野古への米軍新基地建設の工事中止を求める声明を発表しました。柳さん、梓澤和幸弁護士、清水雅彦日本体育大学教授らが、東京都内で記者会見しました。

 声明は、2月24日の県民投票が「辺野古の基地建設に反対の意思を明確に示した…美(ちゅ)ら海を破壊される沖縄県民の怒りの表明である」と指摘。「沖縄県内外を問わず、日本列島に住む私たちが辺野古新基地建設を自らの問題として真摯(しんし)に考えるときが来た」とのべ、政府に対し工事を直ちに取りやめ、県民投票で示された民意を尊重するために沖縄県と協議を始めることを求めています。

 会見で柳さんは「県民投票の結果を無視する現政権の対応は異常。子どもに聞かれて説明できなかった。そういう社会で小説を書いていける自信がない。おかしいことはおかしいと声をあげるのがおとなの役割。そういう声を上げる場をつくりたかった」と呼びかけ人になった思いを語りました。

 呼びかけ人にはほかに、宇都宮健児さん(元日弁連会長)、古関彰一さん(和光学園理事長)、高良鉄美さん(琉球大学名誉教授)、盛田隆二さん(作家)らが名前を連ねています。こまつ座の井上麻矢さん、ジャーナリストの斎藤貴男さん、小説家の中島京子さんも賛同者になっています。


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