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2019年4月24日(水)

改憲推進大会に首相がメッセージ

 安倍晋三首相は23日、改憲派国会議員らでつくる新憲法制定議員同盟(会長・中曽根康弘元首相)が都内の憲政記念館で開いた「新しい憲法を制定する推進大会」に自民党総裁としてメッセージを送り、「令和元年という新しい時代のスタートラインに立って国の未来像について真正面から議論を行うべきときにきている」と、改元と絡め改憲に向けた強い執念を示しました。

 行政府の長でありながら「憲法に自衛隊と明記し、違憲論争に終止符を打つことは政治家の責任ではないか」などと国会議員に号令をかけました。

 自民党改憲推進本部長の下村博文元文科相も「令和の時代が始まる。このときこそ、国民と憲法改正のうねりをつくるときだ」などと述べました。

 公明党の魚住裕一郎参院会長は、憲法については「議論を深め、合意形成をはかるのが一番大事だ」と「加憲」を主張。日本維新の会女性局長の石井苗子参院議員は「自民党には積極的に憲法審査会の議論をリードしてほしい」と促し、希望の党代表の松沢成文参院議員は「憲法改正を推進する政党で積極的に審査会で議論を進めるべきだ」などと主張しました。

 会場で採択された決議では、安倍政権下では、改憲の機運は高まったものの、残念ながら最近の風潮は先送りの雰囲気だと嘆き、「国会では憲法審査会すら開催されていない」「議員の猛省を促す」「令和の憲法大改正を切に願う」などと求めています。


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