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2019年4月22日(月)

新基地 何度でもノー

衆院沖縄3区補選 屋良氏勝利に喜びと確信

“野党共闘全国に広がれ”

 沖縄の未来と今後の国政選挙に大きく影響するとされ、全国的にも注目されていた21日投開票の衆院沖縄3区補選―。同日の当選確実の報道に、沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設に反対する「オール沖縄」の屋良朝博氏の沖縄市内の選挙事務所は、勝利の喜びと新基地阻止へ前進したという政治的確信に満ちあふれました。


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(写真)玉城デニー知事(右)や支援者とともにカチャーシーを踊る屋良朝博氏(その左)=21日、沖縄県沖縄市

 「よろしいですか、屋良朝博、当選確実、バンザーイ!」―。事務所に県内各地から駆け付けた人々は、万歳三唱とカチャーシー(沖縄の手踊り)で、大きな勝利の喜びを確かめ合いました。

 金秀グループの呉屋守将会長は記者団に問われ、「ウチナーンチュ(沖縄県民)は、民意に反した(新基地建設のための)辺野古の埋め立てには何度でもノーだということを示した」と強調。「参院選挙でもやはりノーという。相手候補が立つのなら辺野古に容認・賛成では通らない」と、屋良氏の勝利が示した意義を語りました。

 呉屋氏は「基地問題と経済問題はセットだと思う。基地問題があるゆえに貧困問題も生じている。ぜひとも基地問題を解決し、(同県宜野湾市の)普天間基地を返してもらって、子どもたち、働く方々に平和で豊かな暮らしを届けたい」と述べました。

 沖縄市在住の女性(50)は「3区の議員としてデニーさんの後を継ぐ屋良さんは心強い。子どもの貧困問題にも心を砕いてくれる人」と期待。夏の参院選に向けて「全国でもオール沖縄のようなたたかい、野党共闘が広がってほしい」と語りました。

 那覇市から駆け付けた男性(73)は「新基地建設を止めるために、安倍政権を倒さないといけない。あきらめなければ勝つことはできる」と力を込めました。

 一方、補選で新基地推進を掲げた自民党候補(元沖縄北方担当相)の陣営からは「有権者から厳しい審判が下された」(公明党県本部の金城勉代表)「逆風は間違いない」(自民党県連の中川京貴会長)などの声が聞かれました。


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