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2019年4月20日(土)

自民・萩生田氏が発言 「憲法審査 ワイルドに」

一方的強行を狙う

 自民党の萩生田光一幹事長代行は18日のインターネット番組で、今国会で衆参両院憲法審査会が開かれていない状況について「(天皇の)譲位が終わって新しい時代になったら、ワイルドな憲法審査を自民党は進めていかないといけない」と述べました。改元される5月以降に与野党の合意なく一方的に憲法審査会の開催を強行する考えを示したものです。

 萩生田氏は審査会について、「委員長の判断で開催を無理にやることはできる。野党と合意しようと現場は頑張っているが、そろそろしびれちゃってる」と発言。その上で「ここまで丁寧にやってきてそれでも(野党が)聞かない。総理がたびたびスケジュール感の発信をすると責められる。発信してもだめ、静かにしてもだめだったら、もうやるしかない」と語りました。

 野党側は同氏の発言を批判し、同日予定されていた衆院憲法審の筆頭幹事間協議を拒否しました。

 このため萩生田氏は19日、憲法審の運営をめぐる自らの発言について「野党の皆さんに不快感を与え、結果として(18日に)協議が成立しなかった。憲法審査を前に進めていただきたいという私の本意とは違う」と述べ、発言を陳謝し、訂正しました。党本部で記者団に語りました。

 萩生田氏は日本会議議連事務局長を務め、官房副長官や自民党総裁特別補佐を歴任した安倍首相の側近中の側近です。


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