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2019年4月14日(日)

なんだっけ

「ゼロトレ」って?

写真

(写真)指導すべき内容と指導法が細かく定められた小学校と中学校の「生徒指導規程」

 Q 「ゼロトレ」って何?

 A シャツを第2ボタンまで開ける、友達への手紙を持参する、遅刻などを「問題行動」と決めつけて、子どもの言い分を聞かずに罰則を機械的に適用するゼロトレランス(寛容度ゼロ)方式のこと。「問題行動」の内容によって説諭、反省文、保護者引き取りや警察引き渡しなどの特別な指導、別室指導など罰則が細かく定められています。抵抗したり、違反を重ねると罰が重くなり、子どもの心身を傷つけています。

 Q なぜ広がったの?

 A 第1次安倍政権の2006年に文科省が出した「児童生徒の規範意識の醸成に向けた生徒指導の充実について」という通知からです。米国のゼロトレランス方式を参考に“体系的で一貫した指導方法を確立して、学校内の決まり等を守れない児童生徒に対して毅然(きぜん)とした粘り強い指導をするように”とあります。割れた窓を放置すると、やがて多くが割れる「割れ窓理論」がもとです。

 Q どうしたらいい?

 A 罰の乱発では、子どもとの信頼関係は生まれません。日本共産党の吉良よし子参院議員が、広島県福山市立中学校の生徒指導規程を例に別室指導で、学ぶ権利が奪われていると質問(18年3月29日)。林芳正文科相(当時)は「児童生徒の人格を尊重した指導を」「見直しの際、児童生徒や保護者が何らかの形で参加した上で決定することが望ましい」と答えました。同市教委は「児童生徒が主体となって『考え・作り・守る』ものに」と見直しました。子どもや保護者参加での見直しが必要です。

 (2019・4・14)


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