2019年4月10日(水)
衆院沖縄3区補選 安倍政治に終わり告げよう
新基地反対 民意を再び
デニー知事ら応援 ヤラ候補訴え
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沖縄県の玉城デニー知事の昨年の知事選出馬に伴う衆院沖縄3区補選(21日投票)が9日、告示されました。デニー知事の後継で、同県名護市辺野古米軍新基地建設に反対する「オール沖縄」のヤラともひろ候補(56)は、沖縄市の出発式で「辺野古の海には絶対に一本の指も触れさせない」と新基地反対を強調し、国政の場からデニー県政を支えること、子どもの貧困問題解決や沖縄経済の活性化などを訴えました。
選挙戦は、ヤラ候補と安倍晋三政権丸抱えの島尻安伊子・元沖縄北方担当相との一騎打ち。島尻氏は同日、各地で新基地建設の推進を明言し、対決軸が鮮明となっています。
ヤラ候補の出発式にはデニー知事や、城間幹子那覇市長、瑞慶覧長敏南城市長などの首長、金秀グループの呉屋守将会長らが参加。必勝に向けた奮闘の決意を固め合いました。
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デニー知事は「選挙の争点は、ウチナーンチュ(沖縄県民)の(新基地反対の)民意を改めて確認すること」だと強調。「基地の重圧をつけ回ししない、豊かな沖縄はアジア周辺諸国との平和の関係をつくることによって成り立っていく」と訴えました。
平良昭一選対本部長(県議)は「民意を踏みにじる安倍政権の終わりを告げるきっかけにする選挙にしよう」と呼びかけました。
ヤラ候補は、新基地反対の座り込みが続く辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前など、3区内各地で支持を訴えました。