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2019年3月20日(水)

くらしに冷たい県政転換

浜松 宝の議席 ひらが県議必ず

小池書記局長訴え

写真

(写真)小池晃書記局長の演説を聞く人たち=19日、浜松市中区

 告示まで10日と迫った静岡県議選で、日本共産党のひらが高成県議(浜松市中区)を必ず押し上げ、浜松市長選でのざわ正司予定候補の勝利、同市議選で現有5議席から7議席への躍進(いずれも4月7日投票)をめざして、党静岡県委員会・西部地区委員会は19日、浜松駅前で小池晃書記局長を迎えて街頭演説を行いました。小池氏が「共産党の躍進で、くらしに冷たく大型開発優先・大企業応援の県政・市政を変えよう」と訴えると、駅前を埋めた聴衆から大きな拍手が起きました。

 ひらが県議、浜松市議選の予定候補者らが決意表明し、ひらが県議が「県議会で国保料値下げを提案すると、知事も『低所得者に重い』と答えた。国保料引き下げに全力を尽くす」と力を込めました。

 小池氏は、浜松市の国保料は全国の政令市で一番高い上に、来年は平均的な収入の4人家族で年2万7400円の値上げが狙われていると告発。逆に公費1兆円の投入で、年間40・2万円から21・5万円に値下げできると強調し、「共産党躍進で、消費税増税も国保料値上げもストップ、国保は大幅値下げを」と訴えました。

 日立製作所の中西宏明会長(経団連会長)が「原発輸出は限界」と語ったことに触れて、小池氏は「東海地震の震源真上の浜岡原発は再稼働せず、ただちに全基廃炉に」と強調しました。

 県政について小池氏は、1人当たりの老人福祉費、児童福祉費は全国最下位で「くらしに冷たい」と批判。全国7位の財政力だが、民営化する静岡空港に年100億円も投入し、新幹線新駅の設置に最大500億円も投入しようとしているとし、県のため込み金・財政調整基金も89億円になると語りました。

 浜松市では、住民サービス低下の区再編や、水の安全が脅かされ値上げにつながる水道民営化も大争点だとして、「共産党躍進で、市民不在の政治の転換を」と呼びかけました。

 小池氏は、前回選挙で、ひらが県議の当選で党議席の空白を克服したことで「『無風議会』が議会らしくなった」と強調。県議会でただ一人浜岡原発廃炉を主張し、高校卒業までの医療費無料化、中小企業向け予算を倍増させたことを紹介し、「県民にとって宝の議席。必ず勝利を」と訴えました。


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