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2019年3月16日(土)

虐待児の一時保護所

整備と職員配置へ財政措置の拡充検討

山下氏に首相答弁

 安倍晋三首相は13日の参院本会議で、虐待を受けた子どもを保護するために、一時保護所の整備と職員配置へ財政措置の拡充を検討していることを明らかにしました。日本共産党の山下芳生議員が「子どもの命を守り抜くために、十分な財政措置を急ぐべきだ」と迫ったのに答えたものです。

 山下氏は、児童相談所に付設される一時保護所は、全国に137カ所しかなく、定員を超えて子どもを保護する事態や受け入れを断らねばならない事態が広がっていることを指摘。「背景には、施設整備の補助単価が低く、自治体負担が重いことがある」として、財政措置の拡充を求めました。

 安倍首相は「一時保護は、子どもの安全確保のため、個々の子どもの状況に応じて適切に行われることが重要だ」「実情を踏まえた適切な対応を検討していく」と答えました。


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