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2019年3月14日(木)

市長辞職に不同意

瀬戸議員 ダブル選大義なし

大阪市議会

写真

(写真)瀬戸大阪市議

 大阪市議会は13日の本会議で、「『大阪都』構想に再挑戦する」として任期途中で市政を投げ出し、府知事にくら替えして大義のない入れ替えダブル選に出る吉村洋文市長の辞職の申し出に同意しないことを決めました。維新以外の日本共産党、自民党、公明党などが同意に反対しました。

 20日付の辞職を求めていた吉村氏は、公職選挙法の規定に基づき、府知事選立候補で自動失職します。

 辞職に伴う入れ替えダブル選は、府知事選が3月21日、市長選が同24日それぞれ告示、4月7日投開票の日程で実施されます。

 日本共産党の瀬戸一正市議は反対討論で、「決着ずみの『大阪都』構想を前に進めるために辞職することには道理も大義もない」と批判。「都」構想は議論すればするほど、庁舎コストや職員増などに莫大(ばくだい)なコストがかかり、市民サービス低下は免れず、あらゆる面でメリットがないことが明らかになってきた中での、入れ替えダブル選は「市民不在、自分勝手の極みだ」と強調。知事と市長を入れ替えるダブル選は、「知事、市長ポストを、府政、市政をもてあそぶものだ」と指摘し、ダブル選の狙いが「府、市議会の維新議員の増にある」と述べ、「議員選挙を有利に進めるための辞職など、これほどの私物化、党利党略はない」と反対しました。


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