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2019年3月13日(水)

水俣病全被害者救う

鹿児島・阿久根 市田副委員長と語る集い

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(写真)参加者と語り合う市田氏=11日、鹿児島県阿久根市

 鹿児島県の日本共産党姶良(あいら)・出水(いずみ)地区委員会は11日、市田忠義副委員長・参院議員を阿久根(あくね)市に迎えて、水俣病不知火(しらぬい)患者会や地元住民と語り合う集いを開きました。

 市田氏は、地域と年齢による不当な線引きによって、阿久根市や長島町などで多くの水俣病被害者が切り捨てられている問題について「政府、環境省に被害者の生の声を突き付け、救済を求めたい」と強調。統一地方選・参院選は水俣病解決や消費税、憲法などあらゆる問題にとって重要であると述べ「安倍政権の退場を」と訴え。市議選(4月14日告示、21日投票)で、20年ぶりの党議席空白克服に挑む川畑ふたみ予定候補への支援を訴えました。

 川畑予定候補は、党阿久根支部が提出した小中学校の普通教室へのエアコン設置を求める陳情が全会一致で採択され、来年度予算に2000万円が計上されるなど、市政を動かしてきたと紹介。水俣病の全面救済、川内原発の停止・廃炉を願う「市民の声を届けたい」と訴えました。

 同市の女性(75)は、子どもの頃から不知火海沿岸で取れた魚を毎日食べ、結婚後は流産・死産を繰り返し、現在も水俣病特有の症状に苦しめられていると述べ「一日も早い救済を」と訴えました。出水市の男性(73)は「阿久根にも共産党の議員が必要。公害や水俣病の国会での追及を緩めず頑張ってほしい」と語りました。


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