しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2019年2月28日(木)

沖縄の思い 受け止めて

「県民投票の会」 元山代表が全国に訴え

写真

(写真)沖縄県民投票について報告する「『辺野古』県民投票の会」の元山仁士郎代表=27日、国会内

 沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設の埋め立てに圧倒的な反対の民意が示された県民投票の結果を受け、「『辺野古』県民投票の会」の元山仁士郎代表は27日、国会内で開かれた報告集会で、「日本政府、日本に住む人々への明確な問題提起がなされた。沖縄の意思、沖縄の思いを一人ひとりに受け止めてほしい」と訴えました。

 元山氏は、県民投票が学生や20代の労働者など青年たちが動いて取り組まれ、「沖縄政治史で初めてといっていい政治・社会的実績を残した市民・若者主導の運動となった」ことを成果として強調しました。「基地について話しづらいという若者たちに、いきなり賛成か反対かを求めるのではなく、県民投票を入り口に考えてもらうことでハードルが下がり、若者や市民が参加しやすい機会を生み出せた」と振り返りました。

 また、新基地容認派が勝利した名護市長選(昨年2月)後の落胆ムードの打破や、沖縄全体で議論が促進されたことなどを成果として挙げました。

 全国に向け、「県民投票のことを周りに発信し続け、それぞれの地域で議論して、辺野古の基地は中止すべきだと全国的な機運を高めてほしい」と呼びかけた元山氏。「できる範囲で、できることをやっていけば変えられると実感した県民投票だった。みなさんにもそれが可能だと信じています。一緒に頑張っていければ」と語りました。


pageup