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2019年2月27日(水)

日高線復旧・新幹線延伸問題

JR北の責任求めよ

国交省聴取で党議員ら訴え

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(写真)JR北海道問題で国交省から説明を受ける、右から、紙、畠山、山添の各氏=26日、国会内

 日本共産党の紙智子、山添拓両参院議員、畠山和也前衆院議員(参院北海道選挙区予定候補)は26日、国会内で、北海道とJR北海道が暴風雪の高波被害を受け不通になっているJR日高本線を廃線にしようとしている問題や新幹線を札幌まで延伸させる問題について、国土交通省から話を聞き、「公共交通として責任を果たさせるべきだ」と訴えました。

 畠山氏はJR北海道が、日高本線について沿線自治体に、地元道民の合意もないまま、「廃線合意を条件に被災した鉄道護岸の復旧に着手する意向」を示したと報じられていることを示し、「JR北海道から国交省に話はあったのか」とただしました。国交省の担当者は「JR北海道から相談はない」と答えました。山添氏は「JRが勝手にやっていることになる」と主張しました。

 畠山氏は、昨年7月に国交省が「監督命令」を出して、JR北海道の経営改善を求めている一方で、新幹線を札幌まで延伸する計画について、「函館までの新幹線は年に100億円もの赤字が出ている。新幹線を札幌まで延伸した場合にJR北海道の経営に資するかどうか、試算や需要予測はあるのか」とただしました。国交省担当者は「JR北海道の経営にどう資するかという試算はない」と回答。紙氏は「国民の安全な“足”を守るべきなのに、あまりに無責任だ」と批判しました。


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