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2019年2月20日(水)

参院岩手選挙区に横沢氏

3野党が統一候補合意

 参院岩手選挙区(改選数1)の野党統一候補について日本共産党岩手県委員会、自由党岩手県連、社民党岩手県連合は18日、元パラリンピック選手の横沢高徳氏(46)を擁立する方針で合意しました。国民民主党岩手県連も入った野党共闘調整会議終了後、3野党が県庁で記者会見し、発表しました。


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(写真)横沢高徳氏

 4野党は昨年4月から17回にも及ぶ調整会議を開催。合同街頭演説、沖縄県知事選勝利報告集会、本格的な野党共闘の実現に向けた4野党本部間の協議促進を求める要望書提出など、共闘の努力を重ねてきました。

 その上に立って4野党は10項目の共通政策で合意(1日)、10月からの消費増税中止▽安倍改憲阻止、安保法制廃止、安倍政権打倒▽辺野古への新基地建設中止▽「原発ゼロ」の日本▽日米FTA(自由貿易協定)交渉の中止▽大震災津波からの復興▽毎月勤労統計、森友・加計疑惑の全容究明―などを確認してきました。なお、立憲民主党は県連がありません。

 今回、横沢氏は無所属で立候補。会見した共産党県委員会の斉藤信副委員長は「統一候補選定で真剣な協議を続けた結果、3野党は横沢氏に決定した」と述べ、現状では国民民主党の賛同を得られなかったが、党本部間の協議を踏まえて、4野党の共闘ができるようにひきつづき努力すると強調しました。

 19日に岩手県入りした小池晃書記局長は、記者の質問に答え、次のように述べました。「私たちは、今年の参院選の32ある1人区すべてで野党の候補者を一本化して、相互に支援しあう本気の共闘で自民党に勝とうとやってきました。4党で政策の合意もされているわけですから、ぜひ国民民主党もふくめて一致できる方向に、党本部間でもそういう働きかけをしていきたい。席は空けていますので、ぜひ国民民主党にも、ともに加わっていただいて、4党で結束してたたかう選挙にしていきたい」

横沢氏の略歴

 岩手県矢巾町生まれ、盛岡工業高卒。1997年に脊髄を損傷し、車いす生活に。2010年バンクーバーパラリンピックでアルペンスキー日本代表選手として出場。


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