2019年2月11日(月)
沖縄2.24県民投票
決めるのは県民
宮古島で元山代表訴え
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沖縄県名護市辺野古米軍新基地建設の埋め立ての賛否を問う県民投票に向け、「『辺野古』県民投票の会」の元山仁士郎代表は10日、同県宮古島市内で開かれた集いで、同新基地について「沖縄の人たち自身が決めることが、あるべき姿だ」と述べ、投票に行くことの意義を訴えました。
元山氏は、昨年4月に同会を結成し、2カ月間で同県民投票条例を求める署名を10万余(有効署名数9万2848)も集めたこと、5市長の不参加表明という事態打開のために、要求運動と、3択とする条例改正で全県実施を勝ち取ったことなどを説明しました。
元山氏は、これまでの県民投票を求める運動で、政治・社会運動に多くの若者・市民が参加する機会を創出し、沖縄全体の新基地についての議論を促進したなどの成果を得たと解説しました。
14日告示、24日投開票で15日から期日前投票ができる県民投票で「沖縄の未来を見据えて一票を投じてほしい」と、元山氏は呼びかけました。
参加者からは、軟弱地盤や、建設費が大幅に増大する恐れなど問題が相次いで発覚する新基地建設について、政府が説明責任を果たさないことへの批判の声が上がりました。