しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2019年2月11日(月)

首相、改憲執念あらわ

自民党大会 地方選・参院選へ気勢

 自民党は10日、東京都内で党大会を開催し、統一地方選と参院選での必勝と改憲を掲げ気勢をあげました。安倍晋三首相(党総裁)は演説で「いよいよ立党以来の悲願である憲法改正に取り組む時が来た」と述べ、改憲への執念をあらわにしました。

 安倍首相は、12年に1度両選挙が同時に行われる「亥年(いどし)選挙」だと述べ、第1次安倍政権下で惨敗した2007年の「亥年選挙」を「片時たりとも忘れたことはない」と強調し、今回の選挙戦も「厳しいたたかいになる」との認識を示して、結束を呼び掛けました。採択された運動方針では、「参院選最大のポイントは32ある1人区の勝敗」とし野党共闘との対決を強く意識しています。

 改憲について安倍首相は「残念ながら(自衛隊の)新規隊員募集に対して都道府県の6割以上が協力を拒否しているという悲しい実態」があると述べ、「この状況を変えよう。憲法にしっかりと『自衛隊』と明記して、違憲論争に終止符を打とう」「私たちが政治の場でその責任を果たしていく」と強調し、国会での議論を加速させる姿勢を示しました。

 毎月勤労統計の不正問題については、政府・与党が一体となり参考人招致を拒否し真相解明に背を向けていることは棚に上げて、「徹底的に検証し、再発防止に全力を尽くしていくことでその責任を果たす」などと述べました。

 公明党の山口那津男代表はあいさつで「しっかりと政権安定の基盤をつくり出していかなければならない」と述べ、統一地方選と参院選での勝利を誓いました。


pageup