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2019年2月4日(月)

沖縄の未来 U17(17歳以下)考えた

米軍新基地 高校生ら模擬県民投票

「参加できないが意思表示したい」

 沖縄県名護市辺野古米軍新基地建設の埋め立ての賛否を問う県民投票(24日)に参加できない17歳以下の若者らが3日、那覇市内の街頭で「未来を考え、発信する権利は私たちにもあります」と同世代に呼びかけ、模擬投票を行いました。

 取り組んだのは同市にあるフリースクール「珊瑚舎スコーレ」の生徒有志でつくるグループ「辺野古を考える―U17・わたし達の県民投票」です。

 24日の県民投票と同じ、「賛成」「反対」「どちらでもない」の3択で、多くの若者が一票を投じました。

 那覇市に住む男子高校生(18)は「反対」にシールを貼りました。「多くの人が反対しているのに、その声が無視されている」と語り、自分にとって初めての選挙となる県民投票に、「行きます」と答えました。

 同スクールに通う小学5年生から高等部3年生までの10人、先生や保護者も参加し、模擬投票を呼びかけました。高等部3年の生徒(18)は「県民投票に若者の多くは参加できません。投票できなくても意思表示をしたいと思って考えました。初めて取り組んだので緊張しましたが、またやりたいです」と述べました。

 同スクール高等部2年の生徒(17)は「辺野古のゲート前の抗議に参加するなどして、基地問題を知りました。きれいな海を埋め立ててほしくありません。自分は投票できないけれど、できることをやりたい」と語りました。


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